バイオ・ジェット燃料に新たな救世主!?ミドリムシで空を飛ぶ!!

(出典 : メリットしかない?ミドリムシジェット機が注目される理由)

みなさん、こんにちは!! 突然ですが、みなさんは美容や健康にミドリムシが活用されていることをご存知ですか?

 

実は現在、ミドリムシを飛行機の燃料に利用する計画が進められています。今回はそんなミドリムシの可能性について見ていきましょう!

 

もくじ

1.ミドリムシの可能性

2.バイオ燃料の実用化に向けて

3.国内で進むミドリムシの研究

 

 

ミドリムシの可能性

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(出典 : ユーグレナ)

ミドリムシは体長0.05ミリの微生物で、藻の一種です。動物と植物の両方の特徴を兼ね備えているため、光合成を行い体内に栄養分を蓄えることができます。

 

ミドリムシが最初に注目されたのは、その豊富な栄養素でした。ビタミンCや葉酸といった植物性由来のものと、ビタミンB1やDHAといった動物性由来のものを合わせると、実に59種類の栄養素を含んでいるのです。このミドリムシの豊富な栄養素を活かしたお菓子やサプリメントなどの関連商品が、続々と登場しています。

 

さらにミドリムシは植物の特徴として、体内の葉緑素で光合成を行い成長することができます。光合成に必要なのが、太陽光・水・二酸化炭素ですが、ミドリムシは普通の植物に比べて、特に二酸化炭素を吸収する能力に優れているので、地球温暖化対策に有望視されています。

 

また、光合成時に体内に油脂を生成するので、それを抽出・精製し、バイオ燃料として利用できます。飛行機を飛ばすジェット燃料や長距離輸送車に使われるディーゼル燃料、自動車などのガソリン燃料など、それぞれの生産において水平展開が期待されています。

 

将来性が期待されるミドリムシですが、課題になっているのがバイオ燃料の生産にかかるコストです。光合成の効率を考慮すると、バイオ燃料の生産を石油燃料並に下げるのは難しく、燃料価格は現時点で1リットル当たり500~600円ほどかかり、ガソリンや軽油価格の約3倍といわれています。

 

 

バイオ燃料の実用化に向けて

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(出典 : ユーグレナ広報ブログ)

ミドリムシ由来の食品や化粧品などを手掛けるユーグレナは12月1日、東京オリンピック・パラリンピックが開催される2020年までに、国産バイオジェット・ディーゼル燃料の実用化を目指すと発表しました。

 

2018年の稼動を目指して、国内初のバイオジェット・ディーゼル燃料製造の実証プラントを横浜市鶴見区に建設。バイオジェット燃料の実用化はANAと、バイオディーゼル燃料はいすゞ自動車と組んで、それぞれ2020年までの実用化を目指すようです。

 

このような動きから、バイオジェット燃料の活用が国内で本格化していくことが予想されますが、国内航空会社によるバイオ燃料の利用実績はテストフライトにとどまっています。一方で、海外の航空会社では既にバイオ燃料による乗客を乗せた商用フライトが実現しており、国内でのバイオ燃料の活用が少し遅れていることが伺えます。

 

航空機の二酸化炭素排出量削減に向け、実用化が進むバイオ燃料。実際には、国内での研究はどれくらい進んでいるのでしょうか??

 

 

国内で進むミドリムシの研究

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(出典 : ユーグレナ広報ブログ)

バイオ燃料はユーグレナが開発するミドリムシ由来のほか、食用油の廃油や下水油、バイオ燃料用のタバコ、ユーカリなど、さまざまな原料で開発が進んでいます。また、バイオ燃料企業への出資や提携も、機体メーカーや航空会社など盛んにあります。

 

ユーグレナによると、バイオ燃料用のミドリムシには、食用としているものよりも油脂を多く採れる培養方法で取り組んでいるとのことです。およそ2~3kgのミドリムシの粉末で、1リットルのバイオ燃料が製造できるそうです。

 

ミドリムシ以外にも、都市ゴミと廃食用油、微細藻類、天然油脂、非可食バイオマス、木質草本系バイオマスの6つの原料から燃料を作る計画があり、2015年度から2016年度にかけて事業計画を策定し、2016年度から2018年度にプラントを設計し建設、2019年度に試運転を開始し、2020年度から供給を開始する予定だそうです。

 

ますます需要が高まると考えられるバイオ燃料。生産にかかるコストをいかに減らせるか、今後の動きに注目していきたいと思います。

 

(参考記事 : ミドリムシジェット燃料、実用化へ動き出す~東洋経済オンライン~)

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日下健吾

日下健吾Vote→Japan ライター

投稿者プロフィール

日下健吾(くさか けんご)と申します。野球と食べ歩きが趣味で、好奇心旺盛です!!特にテーマを絞らずいろいろな記事を書いていきたいと思いますのでよろしくお願いします。

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