大麻に関する法律の謎。使用するのは違法でない?

(出典 : 日高振興局)

こんにちは、臭いが苦手でタバコを全く吸わない平野です。

 

さて、先日京都市内の小学6年生の男児(12)が大麻を吸引したとして摘発されました。府警によると、過去10年間で大麻取締法違反で小学生が摘発された事例は全国で初ということです。

 

 関係者によると、京都市内の小学校の教師が10月中旬、小学6年の男児の様子が不審だったことから問い詰めたところ、男児は「たばこを吸っていた」とした上で、「大麻を吸ったこともある」と説明した。

大麻吸引についての男児の説明は経緯や方法などがある程度、具体的だったという。事態を問題視した学校側は、男児から説明を受けた日に府警に相談、市教委にも報告した。

府警などによると、男児の周囲から大麻草などの薬物は発見されていない。府警は事実を確認できれば児童相談所(児相)への通告を検討する。少年法では、14歳未満の場合、刑罰は科されない。児相への通告を経て児童自立支援施設への入所や、必要と判断した場合は家庭裁判所への送致もある。(産経ウエスト)

 

大麻が法律で禁止されているのを、一応知っているものの、詳しくは知らないという人も多いのではないでしょうか。

 

実は大麻、一般人の使用は禁止されていません。大麻取締法では、大麻の取り扱いを許された特定の人が、その目的以外で使用した場合に限ってのみ罰則を設けています。ではなぜ、今回の上記事件による男児の兄(17)が大麻取締法違反(所持)の疑いで逮捕されたり、芸能人も含めて多くの人が大麻に関して逮捕されるニュースが後を絶たないのでしょうか。

 

今回は、非常に興味深い大麻取締法の謎について考えていきます。

 

 

大麻に関する法律

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それでは、大麻に関する法律を見ていきましょう。大麻は成人であっても、大麻取扱者でなければ所持、栽培、譲り受け、譲り渡し、又は研究のために使用してはならないと法律で定められています。

 

ここで言う大麻取扱者とは、大麻栽培者及び大麻研究者を指します。

 

■栽培者 : 都道府県知事の免許を受けて、繊維若しくは種子を採取する目的で、大麻草を栽培する者

■研究者 : 都道府県知事の免許を受けて、大麻を研究する目的で大麻草を栽培し、又は大麻を使用する者

 

つまり、1.都道府県知事の免許を受けて、2.繊維か種子を採取する目的か、3.大麻を研究する目的 でなければ大麻を栽培・使用してはいけないということです。

 

しかし、北海道では手つかずの自然が多く残っており、大麻草が自生している地域が多く、この大麻を狙った犯罪が多く発生しているということです。平成20年度の調査では、全国の野生大麻除去本数のうちなんと87%も北海道が占めているようです。

 

一般的に、大麻を入手するにはどこか薄暗い人通りの少ない道路で手渡し!!(※犯罪です)というようなイメージがあるかもしれませんが、北海道では付近に自生する大麻を自分で採ってくることができるというわけです。(※これも、犯罪です)

北海道に蔓延る”野生の大麻”によって生まれる数々の違法行為 ーNAVERまとめー

 

また自宅の庭に生えてしまうことも少なくはないようで、その処理に困ることもあるそうです。

ご自宅に大麻が自生したら ーexcite.ニュースー

 

 

大麻に関する罰則

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大麻取締法第6章第24条の2により、大麻を、みだりに、所持し、譲り受け、又は譲り渡した者は、五年以下の懲役に処する。この他にも栽培・輸出・輸入、またその行為に要する資金・土地・建物・設備・車両・器具または、原材料を提供したものも罰せられます。

 

また、第2条の3では、『第三条第一項又は第二項の規定に違反して、大麻を使用した者』を5年以下の懲役に処するとありますが、これは、“大麻取扱者”がその目的以外で使用することだけを禁じており、一般人が使用することは禁じられていません

 

では、なぜ大麻の一般人の使用は禁止されてないのでしょうか?

 

これは様々な理由があるようなのですが、理由の一つとしては、大麻草の栽培や利用が古くから一般に行われてきたからではないかと言われています。例えば、七味唐辛子に入っている麻の実は、元をたどれば大麻草から取れたものです。神社にあるしめ縄の原材料の麻も大麻草の茎から作られています。

もちろん大麻草の実や茎には陶酔成分はなく、陶酔成分があるのは葉や花ですので、七味唐辛子を食べても全く健康には問題ありません。このように、大麻草の葉や花以外は古くから様々な用途で利用されており、そのため、微量な葉の粉末等を栽培者が吸引してしまう可能性があります。

その時に大麻の「使用」で全て罰することになってしまうため、あえて「使用」については罰則から削除したというのが理由の一つだそうです。(シェアしたくなる法律相談所)

 

上記の理由から考えると、大麻を使用するだけでは有罪にはなりえないのですが、譲り受けずに、所持もしないで、ただ使用するだけということは不可能でしょう。ですから「私は大麻を使用しただけなので無罪です。」という主張は通らないと思われます。

 

 

最後に

いかがでしたでしょうか。日本以外では大麻が規制されていない国や州も存在しますし、たばこよりも害が少ないために国内でも規制をなくそうという動きも見られますが、そこまで話題になっていないように思えます。

 

大麻はその依存性の高さについて賛否両論があるものの、危険ドラッグは一度使用してしまうと、薬物依存性により薬物治療に一生を捧げなければならない悲惨な人生を送ることになります。

 

いずれにせよ、現行法では栽培・譲渡・所持などは犯罪ですので、絶対にしないように気を付けましょう。

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Hirano Kensei

Hirano KenseiVote→Japan ライター

投稿者プロフィール

九州大学4年の平野賢正と申します。Vote→Japanの趣旨に賛同し、参加させていただいています。いわゆる「就活」という時期からいろんなことにトライしています。政治に関する知識もまだまだ未熟で拙い文章しか書けませんが、どうか温かい目で見守ってください(笑)よろしくお願いします!

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