クラシコがなくなる!?スペイン・カタルーニャ、独立派が過半数

皆さんこんにちは。サッカーやパエリアで有名なスペインですが、スペインのある州が独立に向けて動いている事をご存知でしょうか。スペイン・カタルーニャ州で9月26日に行われた州議会選挙において、カタルーニャの独立派の政党が合わせて過半数の議席を確保しました。以前にも、州独自の住民投票が行われ、多くの住民が独立を望んでいるとされています。

しかし、イギリス政府から承認されたスコットランドの住民投票とは異なり、カタルーニャの動きはスペイン中央政府から反対を受けています。また、憲法裁判所で違憲の判決が出る可能性もありますが、なぜカタルーニャが独立に向けて動いているのかを見ていきましょう。

 

カタルーニャの位置

カタルーニャ Google マップ

カタルーニャは、サッカーでおなじみバルセロナを州都に持つ、スペイン北東部にある自治州です。歴史的にフランスとの結びつきが強く、自治権が認められ、カタルーニャ語を使用しています。9月11日は、スペイン継承戦争で、カタルーニャが自治権を失った日であり、この日を「カタルーニャの日」としており、毎年イベントが開催されます。

面積は、3万2千平方キロメートルで、日本の九州とほぼ同じです。人口は九州の半分程度で、独立の意識が強く、自分たちは他のスペイン人とは違うという認識を持っています。2012年の州GDPは2077億ユーロとデンマーク波の規模を誇っていますが、2008年のリーマン・ショックで自治体の財政が悪化し、住民の不満の募ったところで独立派勢力が台頭してきました。

 

独立へ向けて

27日の開票結果では、全135議席のうち、独立を主張する3つの政党が合わせて72議席と、過半数の議席を獲得しました。独立派連合は、選挙前に議席の過半数を得ることが出来れば、2017年までに独立すると約束しています。

スペインのラホイ首相は、28日記者会見を行い、「法律上、独立が認められないことは明らかだ。」と述べ、独立を認めない姿勢を強調しました。スペインのGDPの一端を担う、カタルーニャ州の独立は、中央政権にとって痛手となることは間違いないでしょう。

また、仮に独立が認められた場合、スペインサッカー協会は、カタルーニャに本拠地を置く、バルセロナとエスパニョールを海外チームとみなし除名する方針です。バルセロナ対レアル・マドリードの伝統の試合である”クラシコ”の開催も危ぶまれるため、今後の動きに注目です。

 

 

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Hirano Kensei

Hirano KenseiVote→Japan ライター

投稿者プロフィール

九州大学4年の平野賢正と申します。Vote→Japanの趣旨に賛同し、参加させていただいています。いわゆる「就活」という時期からいろんなことにトライしています。政治に関する知識もまだまだ未熟で拙い文章しか書けませんが、どうか温かい目で見守ってください(笑)よろしくお願いします!

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