永世中立国スイスの軍事力!!集団的自衛権を行使しない仕組みに迫る

(出典 : http://blog.livedoor.jp/erdbeere0712/)
みなさんこんにちは。安保法案を巡って、国会内部と国会周辺が大荒れになっていましたが、あの光景を目の当たりにして何を思ったでしょうか。さて、この安保法案の中身については、集団的自衛権が争点のひとつになっていました。しかし、この集団的自衛権を全く行使することなく、自国の防衛能力だけで国民を守っている国を、皆さんはご存知でしょうか?

それは、どの国とも軍事同盟を結んでおらず、そもそも集団的自衛権の問題を抱えていない永世中立国スイスです。今回は多くの日本人が勘違いしているであろう、スイスの防衛と平和について解説していきます。

 

 

永世中立国としてのスイス

Map_of_Switzerland
(出典 : http://www2m.biglobe.ne.jp/ZenTech/index.html)
永世中立国として知られるスイス連邦は、ヨーロッパにある連邦共和制国家です。首都はベルンで、国内には様々な国際機関の本部が置かれています。地図を見ても分かるように周りを多くの国に囲まれ、歴史上、様々な戦いを繰り返してきました。

そんなスイスが永世中立国として、世界に認められたのは、1815年のウィーン会議においてです。スイスは現在、どの国とも軍事同盟を結んでおらず、1815年以降1回の短期的な内戦を除いては、戦争に参加していません。日本では、非武装中立国と思われることが多いスイスですが、武装独立、徴兵制を国防戦略の基本にしています。

 

 

多くの国民に支持される徴兵制

スイスは、職業軍人と予備役からなる国軍を有しており、有事の際には、焦土作戦も辞さないという意思を表明しています。国防の為に、徴兵制を導入しており、20-30歳の成人男子に徴兵の義務が課せられ、女子は任意になっています。

そのため、多くのスイス国民は予備役として各家庭に自動小銃が貸与されています。2007年からは、自動小銃の弾薬は軍で一括管理されていますが、依然として銃が簡単に手に入りやすい社会になっています。2013年には、「徴兵制の廃止」についての国民投票が行われましたが、反対多数で否決されました。一部では、徴兵制の廃止を求める声があるものの、国民の多数が徴兵制を支持しているのです。

(※焦土作戦:敗戦の危機に瀕した際には、戦勝国に財産を残さないように自国のものを全て焼き払ったりすること)

 

 

スイスと日本で大きく違う軍事力

スイスと日本で大きく違う点は、自国の防衛能力だけで国民を守れるかという点です。スイスはどの国とも軍事同盟を結んでない一方で、徴兵制を採用し、自衛の為の軍事力を保持しています。国民は、その大多数が国防の為に自ら軍人や予備役になることを望んでおり、国民1人1人の国防に対する意識の高さが伺えます。また、スイスは、国内に多くの国際機関の本部が置かれていることが、戦争に巻き込まれるリスクを回避していると考えられます。

しかし、日本では軍事力を持つことを憲法で禁止されており、自衛隊を自衛の為の最小限度の力として保持しています。各国と安全保障条約を結び、国の安全を他国と協力して守ろうというスタンスです。軍事力の放棄で、世界に平和が訪れることが一番の理想であることは言うまでもありませんが、現実を見ればそうもいきません。日本は徴兵制を採用していない以上、自国の領土を自国の力だけで守っていくのはとても困難なことです。

安保法案は、この問題を解決するひとつの選択肢に過ぎません。国内で賛否両論分かれたことも踏まえると、正解かどうかの判断は現時点では難しいと考えられます。いずれにせよ、条約を結んでいる国との結びつきを弱めることなく、お互いに協力しながら助け合っていくことが大切なのではないでしょうか。

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Hirano Kensei

Hirano KenseiVote→Japan ライター

投稿者プロフィール

九州大学4年の平野賢正と申します。Vote→Japanの趣旨に賛同し、参加させていただいています。いわゆる「就活」という時期からいろんなことにトライしています。政治に関する知識もまだまだ未熟で拙い文章しか書けませんが、どうか温かい目で見守ってください(笑)よろしくお願いします!

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