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2015年9月政治最新ニュースをお届け!
今回は先日行なわれた「自民党総裁選挙」についてわかりやすくまとめていきたいと思います。

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自民党総裁選を徹底まとめ!

〜2015年9月8日に告示された自民党総裁選挙〜

自民党総裁選挙の立候補の受け付けは、党本部8階に設けられた会場で午前8時から始まり、8時半まで行われました。
その結果、安倍総理大臣のほかに立候補の届け出はなく、安倍総理大臣が無投票で再選されることが決まりました。

今回の総裁選挙を巡って、自民党内では、安全保障関連法案など、終盤国会の審議への影響は避けるべきだとして、安倍総理大臣の無投票での再選を支持する意見が出ていました。
自民党の総裁が無投票で再選されるのは、平成13年の小泉総理大臣以来14年ぶりで、昭和30年の立党から安倍総理大臣で7人目です。
自民党は近く、党大会にかわる両院議員総会を開いて、安倍総理大臣の再選を正式に決めることにしています。
安倍総理大臣の総裁としての任期は、平成30年9月末までの3年間となります。

 

 

安倍首相再選後のコメント

立候補の届け出に先立って、安倍総理大臣は、国会近くのホテルで開かれた陣営の出陣式に出席し、
支持する7つの派閥などから麻生副総理兼財務大臣や菅官房長官らも出席しました。
この中で安倍総理大臣
「間違いなく、雇用も収入も向上している。あとは、しっかりと経済の好循環を回しながら、全国津々浦々に景気の実感を届け、完全にデフレから脱却し、未来に向けて経済を成長させる。地方創生、少子高齢化、外交など、それぞれ道半ばだ。継続は力であり、皆さんの支援を力にかえて、結果を出すことで、その責任を果たしたい」
と述べました。
さらに、
「衆院選の公約を進めている中、一致結束していこうという多くの議員の考え方の結果だ」
と述べました。
昨年の衆院選で自民党が勝利したから(”国民の声のもと”という解釈)、無投票は自然の流れという主張です。

 

野田聖子前総務会長の出馬断念

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(出典:http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2015090101001664.html)

一方で、ぎりぎりまで立候補を模索してきた野田聖子前総務会長は午前8時から記者会見して、総裁選挙への立候補を断念する意向を明らかにしたうえで
「自分の力を出し切った。自分自身に納得ができる気分だ。悔いはない。今後は、より一層国民と歩む、開かれて信頼される自民党でありたい。その担い手になるべく、さらに精進したい。安倍総理大臣の下で、日本がさらに活性化することを期待している」
「自民党に不安を抱えている人たちに、多様な意見があると言ってもらえる舞台をつくりたかった」
と述べました。
 野田氏は、安倍執行部と距離を置く無派閥議員を中心に支援を呼びかけましたが、立候補に必要な20名の推薦人を集めることができませんでした。
その裏には、野田氏推薦に傾く議員に、首相を支持する派閥幹部らは思いとどまるよう説得を重ね、開かれた場での議論を求める党内の声を封じた背景もありました。いわゆる、対抗馬を封じた状況でした。
安全保障や原発などの重要政策で反対の民意に耳を貸さず、権力を行使してきた政権の体質が、身内である党内の対応でも浮き彫りになったといっても過言ではなさそうですね。

 

「1強」で多様性失ったら危険?!

安倍首相が無投票で自民党総裁に再選され、「1強」と呼ばれる政治状況が改めて明確になりました。

「1強」=1政党内に、リーダー候補が事実上1人という不戦勝の状況

その傍ら、安全保障政策を大転換する法案をめぐって世論が割れているにもかかわらず、党内が総裁選挙に対して沈黙していました。
それどころか、今回首相は自民党内の全7派閥から支持を受けています。
一体、なぜでしょうか。

「官邸ににらまれて干されたくない」
「もし野田氏を支持して推薦人となれば、最終的に選挙で負けた場合、自分の人事や選挙で他から冷遇されるのを恐れている」
これには、議員たちの以上のような声があったからなんです。
例えば集団的自衛権の議論では、リベラル派からも反対意見が聞こえてきません。
自らの政界における昇進や立場消失を恐れて持論を封印する議員がいたことも、事実です。
「1強」ゆえに、議論の対立が少ないまま政治が進めば、党内活力の低下を招いてしまう恐れもあります。

ある自民党ベテラン議員は、以下のようにボヤいたそうです。
「かつての自民党は、多様な意見があったからこそ、右からも左からも認められる国民政党といえた。単色化してしまえばもろいものだ」

 

 

今後の安倍政権は

今回の自民党総裁選挙で、安倍首相は長期政権への足場を固めました。
今回決まった総裁続投任期は2018年9月までの三年間。
首相は二十七日の通常国会閉会後、十月上旬にも党役員人事・内閣改造を行う見通しです。

【外交】中、韓関係に改善の兆し。一方でロシアとの北方領土問題や北朝鮮拉致問題の早期解決が望まれます。

【経済】「アベノミクス正念場」2017年4月の消費税率10%へ引き上げを控えています。

【憲法改正】首相が次回任期で最重視する項目。首相自ら、”いまの憲法は『連合国軍総司令部(GHQ)がたった8日でつくった代物』”と認識しており、憲法改正は”歴史的チャレンジ”と位置づけています。

各界からのどのような声を拾い、どこまで国民の声に耳を傾けて今後の重要法案に着手していくのでしょうか。
安保法案は違憲の疑いが指摘され、全国に反対デモが広がるなど廃案を求める声が高まっているなか、注目していきたいところですね。

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古川 千尋

古川 千尋Vote→Japan リードライター

投稿者プロフィール

若者のための政治ニュース「Vote→Japan」水曜&金曜担当ライターのChihiro Furukawaです!政治最新ニュースだけでなく、ファッションや旬な人など、いろんな切り口・視点で面白く分かりやすくお届けします。【退屈&つまらない政治】より、【イケテル&楽しい政治】を追究しましょう☆

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