【I-CAS】高校生インターシップ開催者が説く「18歳参政権」【山内健輔】

こんにちは!Vote→Japanチームの福森駿です。 先日、参政権を18歳からに引き下げる法案が可決され多くの注目を集めていますね。 若者の政治への参加のチャンスが広がり、最近嘆かれている、若年層の低い投票率の解決の一歩となるかもしれません。 しかし、その一方で与えられた参政権に戸惑いを感じている高校生も少なくないのが現状です。 そこで、関東を中心に議員インターシップを企画・実施している特定非営利活動法人I-CAS 代表理事 山内健輔さんに若者たちに政治へ興味を持たせるための施策についてお伺いしました。  

 

I-CASとは

今年で16年を迎え、主に議員インターンシップを運営しています。 広く若者に政治に触れさせる場を提供し、政治を身近に感じ社会全体の利益の増進に寄与する事を目的としています。  

 

I-CASの誕生のきっかけを教えてください

I-CASを16年前に設立した現理事の田村の話です。「大学入学直前、大学の先輩にあたる市議会議員の活動を手伝い、政治を身近に感じたことが私の原点です。 これをきっかけに、もっと多くの人が、政治家と直接触れ合う機会を持てば、政治不信や、若者の政治離れといった問題は解決するのではないか…と思うようになりました。そんな思いから仲間を集め、大学3年生の秋にI-CASを立ち上げました。 学生の夏休み・春休みに、市議会や区議会などの地方議会議員のもとに研修生を送る取り組みです。活動は今も続いており、15年で1300人以上のインターンシップ生を送り出しました。」    

 

I-CASの活動は何ですか?

先ほどもお伝えしたように主に議員インターンシップの運営を行っています。 研修先の議員さんは国会議員でなくあえて地方議会議員さんに特化したインターンシップを行っています。なぜ地方議員か疑問におもいませんか? 地方議会議員は私たちに最も身近な議員さんであり親しみやすい、秘書対応でなく議員さん本人に直接対応してもらえるなど多くのメリットがあるからです。政治をもっと知るために議員を訪問します。国会議員だけが議員ではありません。何事も身近なところから始めた方が親しみを持ちやすいと考えています。 また、インターンシップとは別に選挙権を18歳からに引き下げる法案が可決された事もあり高校での模擬授業も力を入れています。  

 

高校生インターンシップを行われていますが実際に高校生を見て感じた事は何ですか?

長期インターンシップは以前から高校生も参加可能でしたが、今回は高校生だけに絞ったインターンシップを開催しました。 高校生を見て感じた事は多くの参加者は元々政治には興味があるんだな、と。 でも、比較的国会議員によった興味で身近な地方議会議員のイメージはあまりないのかなと感じました。 参加後インタビューで『イメージが変わった、地方議員と行動をともにして、地道な仕事の意味が分かった』『参政権を手に入れても、多分選挙には行かないと思っていたが、必ず投票に行く』などの声を聞く事ができました。その一方で一方的に選挙権年齢が引き下げられた事に対し戸惑いを覚えている子もいました。

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18歳からの選挙権についてどう感じますか?

  「大人同士が政治の話をタブー視する文化の中で、なぜ子どもが関心を持てますか?」 ある高校生から投げかけられたこの質問に、多くの人がドキッとするでしょう。 18歳選挙権の実現を受け、私たちI-CASでは「高校生のための議員インターンシップ」を初企画しました。都内だけでなく、遠く兵庫県から参加してくれた高校生もいました。冒頭の言葉は、「高校生のための議員インターンシップ」報告会の時に参加高校生から飛び出したものです。

法案成立の夜、あるニュース番組で取り上げられた高校生の声に「戸惑い」がありました。よくわからないまま選挙権年齢だけが18歳へと引き下げられていくことへの戸惑いです。 政治とは?民主主義とは?税金とは?私たちは「制度」として、政治を習う機会が多々あります。小学校の社会科に始まり、中学校の公民、高校の政治経済や現代社会。 でも、それらが私たちの生活とどのように結びついていくのかを「実感」することは難しいです。

そして、多くの大人たちは政治の話題をタブー視するため、大人たちの意見を聞いたり、自分の意見を自由に主張したりする環境が近くに無い。ついこの前まで高校生だった自分の経験と重ねてみても、いざ「有権者」になった時どのように政治と接し判断すればよいのか、彼らが戸惑う気持ちがよくわかります。 政治の話をタブー視しない、という風潮を、若い私たちからつくっていけないでしょうか。

「高校生のための議員インターンシップ」に参加した高校生たちにも、周りのお友達に積極的に自分の意見を発してもらうことを期待したいです。 いま、政治と若者の距離を縮めようと、沢山の学生団体やNPO等が先進的な取り組みをしています。Vote→Japanさんのような、意見を発信できる場もたくさんあります。たくさんの「参加」の機会が私たちの手の届くすぐ近くで広がりを見せています。 こんなにも恵まれた環境の中にいる自分たちの世代なら、政治をタブー視しない新しい風潮をつくれるはずです。

18歳選挙権が実現し、若者世代の有権者が増えた今がチャンスです。 高校生や大学生をはじめとした多くの同世代を巻き込み、誰もが自由に主張することのできる18歳選挙権時代となればいいと思います。そのために私は私の持ち場で、精いっぱい可能性を見つけ、力を尽くしていきます。

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取材協力: 特定非営利活動法人I-CAS 代表理事 山内 健輔

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福森駿

福森駿Vote→Japan コミュニティマネージャー

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政治に興味はあるけどどこから始めれば。。そんな問題を解決します!!
少しでも多くの方が政治に親しんでもらえるよう簡潔明快な記事をお届けします!

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