【冨永正博】元プロレスラー議員の挑戦!「再チャレンジ可能な社会の実現へ!」【維新の党】

Vote→Japan運営チームの朝舩颯哉です。 皆さんは、福岡市にどれだけの路上生活者がいるかご存知ですか? 福岡市のホームレス自立支援実施計画によると、平成25年の時点で217名。平成21年調査の969名に比べると減少傾向にありますが、依然として多くの方が路上での生活を余儀なくされていることがわかると思います。

また、生活保護を受けている世帯の数は、なんと32,014世帯。福岡市は生活保護の不正受給の問題が悩ましいところではありますが、それでも多くの方が社会復帰できていないのが現状です。 そこで、本日は2015年4月に福岡市議会議員として初当選され、「再チャレンジ可能な社会の実現へ!」をスローガンに、生活保護受給者や路上生活者の就労支援に取り組まれている維新の党の冨永正博議員へ取材をしてきました!

冨永正博議員    

きっかけは自らの挫折

ー中学を卒業後に力士、プロレスラー、そしてNPO法人に務めるという異色の経歴を持っていらっしゃいますね。NPO法人で路上生活者の就労支援を始められたキッカケは何ですか。

中学を卒業後は母親に恩返しをしたいという想いから、進学はせずに相撲部屋で力士になるという道を選びました。しかし、いわゆる大相撲で力士になりたかったわけではなくて、小学生の頃からプロレスラーになりたいと思っていました。その頃、力士からプロレスラーになる人が多かったんですね。そこで、力士、そしてプロレスラーを目指して10代はプロレスに打ち込みました。

しかし、結局はプロテストの合格が敵わず、20歳の時にプロレスラーになるという道を諦めることになります。 プロレスラーの道を諦め、引っ込みがちになっていた時に、私の人生を変えてくれたある一冊の小説に出会ったんですね。司馬遼太郎の「竜馬がゆく」です。 「竜馬がゆく」の登場人物は今の日本のため、日本の未来のために生きています。その熱い生き方に心を打たれて、いわゆる夢が志というものに変わった瞬間でした。これまで自分の願望や夢を追いかけていましたが、人のために働きたいと思うようになります。

そこで、北朝鮮拉致問題の支援活動を20代の時に始めます。もちろん仕事と両立をさせなければいけませんでしたが、この支援活動が生活のメインになるほどに打ち込んでいました。30代になって、NPO法人の就労支援センターで路上生活者の就労支援を始め、その合間で北朝鮮拉致問題の支援活動をやっていました。  

 

疑問に感じたメディアと実態の違い

ーNPO法人で働かれていく中で、議員になるという決断をされたそうですね。なぜ福岡市議会議員になろうと思われたのですか?

きっかけは、メディアで放送されている生活保護の不正受給問題です。ある芸人の母親が生活保護を受け取っていたというような報道もあり、日本では生活保護受給者に対する目が冷たいものがありますよね。 メディアでは生活保護受給者はお酒を飲んでいる、カラオケに行っている、競艇で遊んでいる、などと世論に叩かれるような報道をされますが、実態はそうではありません。

NPO法人で就労支援をしていく中で、生活保護受給者は好んで生活保護を受けているのではなく、「本当に働きたいけど、就職先が見つからない」という悩みを抱えている方ばかりでした。 メディアが偏った放送をすると、それに従うかのように世論が動かされます。そして、行政は世論に従わざるを得ない側面があるので、生活保護の不正受給問題を行政は解決しようとします。

しかし、生活保護の受給自体が悪いのではありません。先が見えない人たちをどう救うか。今あるセイフティネットは段階的に使ってもらって、それから自立を促すことが必要です。生活保護の受給がよくないのではなく、それが長期化することが問題だと考えています。 生活保護の不正受給は悪だ!と叫ぶと、反対側から人権侵害だ!という声が聞こえてきます。何でも二極化してしまうのではなく、そもそもの問題を解決するために福岡市議会議員に立候補しました。

ホームレス

(出典:http://pingmag.jp/jp/2007/02/13/homeless-in-osaka-reappropriate-public-space/)  

 

公教育の中に道徳教育を

ー再チャレンジ可能な社会の実現のほかにも、教育に関する一般質問を議会でされていましたね。具体的にはどのような内容でしょうか。

公教育の中に子どもたちの道徳教育を組み込むべきだと考えています。今は充実していない偉人伝や素読(※1)ですね。 幼少期のうちに道徳教材として使えるような古典の文章を素読によって暗記させることで、10代の半ば等々になった時に、それを思い出します。そうすることで、情緒教育および道徳教育に繋がると考えられています。 また、地域公民館を寺子屋のように情操教育(※2)の場に活用したいです。福岡市には146の公民館がありますが、これらの情操教育を自主的に行っているところは1つもないのが現状です。

※1 素読・・・まずは意味を考えずに古典などを繰り返し声に出して読むこと

※2 情操教育・・・感情や情緒を育み、創造的で、個性的な心の働きを豊かにするための教育

 

素読教室

(出典:政治家 神谷宗幣公式サイト)  

政治家に必要なのは”実績を残すこと”

ー冨永議員の就労支援や教育に対する想いを市民に届けるために、どういった情報発信が必要だと考えていますか?

アナログなやり方にまずは取り組もうと思います。これまで通り、実際に有権者とお話をし、街頭演説をし、集会に参加するなどです。(インターネットに弱いもので…)しかし、これで伝わらなかったのが現状です。それならばどうするか?政治家が実績を作ることが大切だと思います。 維新の党の政策にもあるように、まずは「身を切る改革」。このように私たち自身が覚悟を伝えなければいけません。マスコミが地方議員の頑張りを取り挙げざるを得ないくらいに中身を信用してもらうことが必要ですね。  

 

若者に伝えたいこと

18歳選挙権の追い風もあって、若い人が政治に関心を持つ流れは確実にできています。 若い人には自分事として社会を捉えてほしいと思っています。また、人との出会いを大切にしてほしいです。私自身、人の生き方から学んだことがたくさんあります。 また、若い人は素直さが大事です。感じたものや聞いたものを拒まずに受け入れてみてください。

 


自らが挫折を味わい、再チャレンジの末に福岡市議会議員を務められているだけあって、言葉に重みがありますね。冨永議員が小説(人の生き方)との出会いから人生の転機を迎えたように、私たちも人から学ぶ姿勢を大切にしたいものです。  

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朝舩颯哉

朝舩颯哉Vote→Japan 代表

投稿者プロフィール

「政治をもっと身近に!」Vote→Japanでは主に議員さんの取材のために九州を駆け回ってます。 堅苦しい政治ニュースをアツくわかりやすくお伝えしていきますね!

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