アジアインフラ投資銀行に見る中国の思惑

中国が中心となって運営している国際金融機関である”AIIB”。その目的はアジアの発展途上国に融資しインフラを整備することです。本日はAIIBの目的と、世界各国のAIIBへの反応を見ていきましょう。

AIIBとは何?

みなさんAIIBについて聞いたことがありますか?AIIBはAsian Infrastructure Bankの頭文字をとったものです。これを日本語に訳すとアジアインフラ投資銀行になります。
英名の正式名称は長いので、AIIBもしくはアジアインフラ投資銀行と呼びましょう。

目的は?中国の思惑

目的はアジア地域のインフラ整備を支援することです。しかし、中国には真の狙いがあると考えられます。

国際コラムニストの加藤嘉一氏は以下のような内容を述べています。

中国による対外援助の特徴について、経済外交という側面だけではなく、「お友達作り」の要素があるとしています。

「お友達作り」とは、「昨今の国際政治経済情勢からしても、これまで以上に“お友達”を作り、中国の政治体制や成長モデルを支持してくれる国・地域を拡大していく戦略的必要性に(中国が)直面している」ということを意味しています。

つまり、中国は対外援助を通じて国際政治における自国の支持者を増やし、米国に対抗できる世界的リーダーになろうとしているのです

引用:http://credo.asia/2015/04/19/aiib/

どんな国がAIIBに参加しているのか?

AIIBの目的、そして思惑について見てきました。次は世界各国の反応を見ていきましょう。
他の国はAIIBに参加しているのか、または参加を見送っているのかを見ていき、世界から見たAIIBの信頼性について検証します。

参加する国

ベトナム、ミャンマー、マレーシア、シンガポール、インドネシア、インド、スリランカ、ネパール、ウズベキスタン、カタール、サウジアラビア、イスラエル、イラン、トルコ、ニュージーランド、韓国、オーストラリア、ロシア、ブラジル、オランダ、デンマーク、エジプト、ポルトガル、スペイン、ノルウェー、アイスランド、ポーランド、スウェーデン、南アフリカ、

参加を見送っている国

日本、アメリカ合衆国、カナダ、メキシコ、アルゼンチン

 

参加の申請期限が切れても日本とアメリカを待ち続ける中国

日本は出資が多い国が有利にならないかどうか、そういった部分が不透明であると考え、また中国が先頭を切って運営される可能性があり中国が決定権を握り、中国に利益のある案件を優先するということが考えられるからです。こういった理由で日本は参加しておらず、中国はずっと待ち続けているようです。
合衆国政府は「国際基準を満たさない」という理由で創設メンバーに加わる事には否定的でありますが、ジェイコブルー米財務長官は3月31日、カリフォルニア州で講演した際、既存の国際金融機関と補完的な関係の構築や、融資基準の厳格化などを条件に「歓迎する」と述べています。

 

多くの国がAIIBに参加すると同時に、参加を見送る国もあります。本当にアジアのインフラ投資自体が目的なのか、未だに不信感を抱く国があるのは事実です。

今後の日本とアメリカの反応、そしてAIIBの動きに注目していきましょう。

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日下健吾

日下健吾Vote→Japan ライター

投稿者プロフィール

日下健吾(くさか けんご)と申します。野球と食べ歩きが趣味で、好奇心旺盛です!!特にテーマを絞らずいろいろな記事を書いていきたいと思いますのでよろしくお願いします。

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