一票の格差とはなんだろう?

こんにちは!この記事を読まれている方のほとんどは、参政権があり投票に行かれるかと思います。
一般的に、有権者が投票を行う際に”一票の格差”というものが生じてしまうことをご存知でしょうか?今日は一票の格差について考えてみたいと思います。

 

一票の格差とは

一票の格差とは選挙で有権者が投じる票の有する価値の差、一票の重みを不平等をさす用語です。
では、何をもって格差としているのか考えていきましょう。

 

何の差を基準として格差を判定するのか

格差と呼ばれる指標は一般的に5つあります。

①人口
②有権者数
③投票者数
④人口密度
⑤過疎

この5つが主に格差を生じさせる原因となっています。調査によると、60ヶ国のうち53%が人口の差を原因にしており、34%が有権者数、残りの13%で投票者数、人口密度、過疎になっています。

アメリカ

人口の差を基準としているアメリカは、各選挙区で人口を等しくしようとしています。

シンガポール

各選挙区の1議席当たり有権者数を全国平均の上下30%以内まで認めています。

韓国

各選挙区の人口が全国平均の上下50%を超えると違憲とする判例があります。

オーストラリア

将来に予想される有権者数を踏まえた上で、区割りをしなければならないと述べています。

日本

人口の差を基準として格差を判定しており、衆議院小選挙区・参議院選挙区はその一票の格差について取り組んでおりそれぞれ説明していきたいと思います。

次に日本のケースについて見ていきましょう。

 

衆議院小選挙区の一票の格差

衆議院では、1994年以降に選挙区画定審議会を設置し、格差が2倍以上にならないことを目標にしています。しかし、これは達成されておらず、都道府県に議席を配分する基礎配分方式と最大剰余方式を組み合わせていることが障害となっており、現状の方式を続ける限りは難しいといわれています。

基礎配分方式は、結果的に人口が少ない地域の一票の重みを増大させており格差の要因だと指摘しています。格差を解消するために過去、議員定数について1986年「8増7減」、1992年「9増10減」、2002年「5増5減」の是正が実施されました。

 

参議院選挙区の一票の格差

参議院は衆議院に比べて是正が遅れています。参議院の場合は、都道府県単位の選挙区設定と選挙区選出議員の定数設定の段階から、一票の格差について構造的問題を抱えています。1994年に「8増8減」、2000年に定数削減、2006年に「4増4減」を実施しました。2012年11月16日には「4増4減」する法案が国会で成立し、2013年の参議院議員選挙から適用されました。

一票の格差というのは、奥が深いですね。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
日下健吾

日下健吾Vote→Japan ライター

投稿者プロフィール

日下健吾(くさか けんご)と申します。野球と食べ歩きが趣味で、好奇心旺盛です!!特にテーマを絞らずいろいろな記事を書いていきたいと思いますのでよろしくお願いします。

この著者の最新の記事

関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

ページ上部へ戻る