【ふくおか市民政治ネットワーク】 「苦しみを、議会に届ける道があった。」【森あや子】

Vote→Japan運営チームの朝舩颯哉です。 7月10日にふくおか市民政治ネットワークの森あや子さんを訪問させて頂きました! 印象に残ったのは、「一番大事なのは未来を担う子どもたちの教育」という力強い言葉。 ご自身も2児の母として子育てをされてきた経験が、今の社会を変えたい、子どもたちに明るい未来を届けたいという強い気持ちに繋がったそうです。

森あや子さんが福岡市議会議員に当選される前の2015年4月に掲載された、「一万人立候補プロジェクト」の記事をご紹介します。森あや子さんご自身が育児に苦労された実体験が、福岡市を変える!そのために議員になる!という行動(立候補)に繋がっています。

 

苦しみを、議会に届ける道があった(森あや子さんの記事より)

議員たちの心ない言葉に、肩を落として帰った日もあった。

「あきらめたら終わるもんね。あきらめんで、言っていくしかないもんね。それを合い言葉みたいにしてね、やってきたんですよ、私たち。」 アレルギーをもつ子の母として 小柄な体から発せられる、透き通った声。福岡市議選に東区から立候補予定の森あや子(49歳)。佐賀県唐津市出身。24年前、結婚して福岡市東区に移り住んだ。

授かった2人の息子は、ともに食物アレルギー。特にひどかった次男は、一時おっぱいも吸えない事態に。小麦を除去すると改善したものの、今度は米にも反応が出始めた。 「お米にも頼れない、どうしよう!ってなったとき、入ったのが『福岡アレルギーを考える会』でした。ここで料理教室や環境問題、いろんな勉強会に出るようになって。

思ったんです、私たち人間が、地球を汚してるんだって。体は、食べたもの、飲んだもの、吸った空気からできてる。化学物質が体の中で満杯になれば、あふれてくるのは当たり前。アレルギーは特別じゃない、花粉症と同じで、いつ誰が発症してもおかしくないものなんだと。」 次男は入退院を繰り返した末、小3のとき喘息で入院、その後、他の要因も重なって不登校になった。理解しようという先生の努力はわかったが、「ボタンの掛け違え」を感じた。結局、小5から中学は、ほとんど教室に入れずじまい。

行政からの学力保証の支援は乏しく、先生個人の努力にゆだねられていた。周りを見れば、アレルギーの子をもつ母親の多くが、教育現場との関係に苦しんでいた。 「たとえば、気をつけてもらいたい食べ物や化学物質のこと、学校や幼稚園にお願いしに行きますよね。でも、当時はまだ理解が得られなかったんですよ。発作が起きたらすぐに対応してもらわないと、命が危ないときもあるのに。

公的な場にいる人たちの、アレルギーについての認識にかなりの差があって。たとえ理解を得られても、進級や進学、転校で担任が変われば、またゼロからのやり直し。」 愚痴を、愚痴で終わらせない 教育委員会をはじめ市全体として、アレルギーの子どもたちへの対応マニュアルを確立してもらう必要がある。そう考えて、会員で請願を出すための勉強会をしていたころ、出会ったのが「ふくおか市民政治ネットワーク」(以下「ネット」)の市議や運営委員たちだった。

「『アレルギーの問題って、議会では取り上げたことがなかった。詳しく聞かせて』と言ってもらって。これまでのいきさつを、ネットの記事に書いて出したりして。」 周囲に賛同を呼びかけると、3ヶ月間で約7000人もの署名が集まった。多くの返信用封筒には、署名と一緒に手紙も入っていた。アレルギーの子をもつ母親たちの、切実な思いが詰まった一通一通。「(請願は)絶対に通さないと」。

1ヶ月の間、市役所を足しげく訪ねては、すべての会派の市議たちに、賛同を求めて回った。 「『あんたたち、何しにここに来たとね? 病院行かなやろーもん』と。言われましたね、古株の市議たちに。『あんたたち、自分が大変やけんって、議員になんでも言ってきよるっちゃろ』と。 私も言いましたよ、『夜ね、アトピーの赤ちゃんや子どもって、眠れないぐらい、おふとん血だらけになるんです。母親はどこへ行くにも、お弁当作って、頑張ってるんです。それでも足りないことがあるんです』って。『教育の現場では、親は子どもを守れない。そこで悲劇が起こったら、学校もつらいことになる。だからこそ、先生たちの理解を求めなきゃいけないんです』って。そしたら、『ああ、わかった』って、少しずつ、理解してもらえて。」 2年越しの2003年、2回目の請願が無事可決。2004年には、「アレルギー等疾患対応マニュアル」が、市内の全公立学校、幼稚園、保育所に配布されることになった。

「文句を言うだけじゃ何も変わらない。愚痴を愚痴で終わらせず、議会の中にきちんと届けていくことが大事なんだと。そういう道があるんだってことに、すごく感動して。これは、(「ネット」の)市議が中にいなければできなかったことだった。」 あくまでも市民感覚をもった人を議会に届ける、というのが「ネット」の理念だ。そのため、任期は2期。また、「ネット」議員が個人として受け取るのは月に18万円で、あとの議員報酬は、県全体の運営や市民活動に活かす、という仕組みになっている。

「福岡市の議員報酬は、月88万円+ボーナス。それとは別に、政務活動費も出る。全部、税金ですよ。市民の感覚からしたら、そんなにいらんでしょ。昔は、議会に出れば、さらに1日1万2千円の費用弁償もあったんです。こんなお金はいらないと、ネット議員が議会に提案して、今は高めの交通費程度に抑えられました。市民の目が議会に入れば、こういうお金が出てることを、まず『知る』ことができるんです。」 選対のメンバーと市民感覚の議員を増やすためにも、「議員報酬を削ってでも、福祉や教育を充実させたい」というのが、彼女の主張だ。

「たとえば市議62人が、報酬を1人5万円減らすだけで、ソーシャルワーカーが10人以上増やせるんです。福祉や教育の場面で、市は二言目には予算が足りないと言う。だったら、まずは報酬減らしてはどうでしょうって、市議たちに、働きかける。 対立はしない。反対されたら、何も決まらないから。私たちは潤滑油(笑)」 立候補に消極的だった夫も、休日には街宣に付き合うほどに。22歳の長男も、高校生の次男も、よき理解者だ。宝物は、署名と一緒にもらった多くの手紙。請願に寄せられた名前一つ一つの重みを胸に、当選を誓う。

森あや子さん

福岡市議会議員 ふくおか市民政治ネットワーク 森あや子議員

引用:苦しみを、議会に届ける道があった

 

最後に

森あや子さんはふくおか市民政治ネットワークに所属されています。以前、政党と地域政党の違いについて記事を投稿させて頂きましたが、ふくおか市民政治ネットワークは福岡市の地域政党です。地域政党はその地域のことを一番に考えてくれるという特性がありますが、森あや子さんご自身も福岡市のことを一生懸命に良くしようと考えられています。

 

森あや子さんが登壇された男女共同参画学習講座に参加したので、そちらもご覧ください!

「男女共同参画学習講座」に参加してみた

※政党と地域政党の違いについてはコチラ!↓

意外と知らない地域政党?!政党と地域政党って何ですか?

 

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朝舩颯哉

朝舩颯哉Vote→Japan 代表

投稿者プロフィール

「政治をもっと身近に!」Vote→Japanでは主に議員さんの取材のために九州を駆け回ってます。 堅苦しい政治ニュースをアツくわかりやすくお伝えしていきますね!

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  1. 2015年 8月 15日

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